人はツンデレである

あぁ……始まっちまった……

クソなブログを書く時間が

 

今日は哲学の格言を伝えたい

 

人はツンデレである

 

ツンデレって知ってるか? 普段全然興味ないような態度して、実はそれ照れ隠しで、二人になったらデレデレ、っつーやつ。アニメのセリフっぽく言うとこんな感じだ。「あいつのことなんか別にどーでもいいし!」「べ、べつに、あんたのためなんかじゃないんだからねっ!!」俺の見る世界じゃ、みんなツンデレなんだよな。お相手は誰かって? そりゃもちろん、あいつだよ。そう、お金だよ

「お金がすべてじゃない」とか、「お金より大事なものがある」とか。俺にはこんな風に聞こえるんだ。「あいつ(お金)のことなんか別にどーでもいいし!」「べ、べつに、あんた(お金)のためなんかじゃないんだからねっ!!」もうほんと。素直になりなよ、って感じ。人とお金の歴史ってなかなか古いもんがあるよな。時は遡ることウン千年。人とお金の世は分かれていた。それぞれの世界で、人とお金は干渉することなく幸せに暮らしていた。だが人の世で問題が起こった。新鮮な魚を、車やら高級マンションやら、プライベートジェットやらと交換してる人がいたんだ。新鮮な魚払いっつーことで、いっぺんに大量に払うことが出来なかった。そんで、魚融ローンを組むんだけど、天候の悪化で魚が獲れなくなった。そしたら当然、支払いが滞るよな。んで、購入した高級マンションは差し押さえられて、小さい小屋に引っ越した。そのうち、その小さな小屋に毎日取り立てが来るようになった。「おい、魚はまだか! 10日後には耳そろえて払ってもらうぞ。でなきゃお前の内臓で払ってもらうからな」つって。恐ろしくなった男は、消費者魚融で魚を借りた。で何回かは支払いを乗り切るんだけど、今度は借りた魚の利子の支払いに困った。相変わらず魚は獲れない。「なんであいつら魚融は、魚が獲れるんだ……」とうとう支払いがどうにもならなくなった。ですっごく悩んだ男は、魚払いだからだめだったんだ、お金が必要だったんだ、って気づいて、召喚魔法に挑戦した。もちろん、お金を呼び出すため。だけど何回挑戦してもだめで、結局内臓払いにしたんだって。で、「もう贅沢はしない。質素な暮らしで満足するんだ」って残りの生涯を過ごした。そういう話がいっぱいあったらしいよ? だけどめっちゃ頭のいい人が、「魚払いで困る人をなくしたい」つって、召喚魔法の研究に取り組んだ。そしたらやっぱり何回も失敗したんだけど、94回目の挑戦でついに召喚に成功した。最初に召喚されたお金は、諸説あるんだけど「ふほんせん」ちゃんって呼ばれたらしい。ふほんせんちゃんは、最初すっげーもてはやされた。人の世界で唯一のお金だったから。だけど、それからいろんな人がお金の召喚に成功するようになって。そしたら、だんだんありがたみがなくなって。お金があるのが当たり前になってきたんだよな。んで、いつのまにか人が主人でお金は下僕、みたいな関係性が出来てた。人によってはストレス発散のためにお金にきつく当たった。「おら、働けよ!!」って。そうやって、自分の立場が上だって示して、自己重要感を手っ取り早く満たしてた。だけどお金ってすごいもので、ご主人様が本当に困ったときは、ご主人様以上の力を発揮して、いつも救ってた。ご主人様のことが好きだったから。そうやって何度もお金に救われてるとね、見下してたお金への気持ちが変わっていって。お互いにもう好きだったんだよね。そのまま二人は結ばれて、幸せに暮らしていったらいいって思うじゃん? 残念ながらそうはならなかった。人はツンデレだから。「お金と結婚なんて絶対ムリ!!」って。結局、プライドが邪魔して二人は幸せになれなかった。かわいそうだよな

人がお金を召喚するようになって数年後。お金の世界でも、人を召喚できるようになった。お金の世界では、お金が主人で人が下僕。俺も召喚されたんだけど、俺の主人はめっちゃ美人なお金だった。だけど性格がきつくて。毎日16時間働かされた。皿洗いとか、掃除とか、洗濯に料理。結構がんばって働いたんだ。だけど掃除したあと、ご主人様がきて、窓枠を指でスーッとすんの。「まだほこり残ってるじゃない! ちゃんとしなさいよ、クソ人間!! あんたは犬よ!」って。そこまでゆーかぁ? ご主人様の機嫌が悪いときはムチで叩かれた。バチーン☆ って。寝るのは床の上だし、食事は犬みたいにして食わなきゃいけないし。そんな生活が続くと、いくら美人なご主人様だからといっても、だんだん腹立ってくんの。んで、ちょっと反抗してやった。洗濯したときに、わざと生乾きにするの。くっくっく、生乾きのいや~な臭いで過ごしやがれ~って。そしたら、あっさりばれた。めっちゃムチで叩かれたし、なんかお金の力とかで、ちっちゃくされて踏みつぶされるところだった。もうお金に逆らっちゃいけないなって思った。んで、従順な下僕になったよ。おとなしくまじめに働いた。そんなある日、ご主人様が襲われたんだ。魔物っつーの? 金食い虫とかいうやつに。いい気味だ、ほっておこうって思ったんだけど、必死に逃げながら俺に助けを呼んでる姿がかわいそうになったんだよな。だから、助けた。金食い虫ってやつは人の攻撃には弱いみたいでさ。ワンパンよ、ワンパン。そんなことが何度か続いた。そしたらだんだん、俺の扱いが変わってきた。布団で寝られるようになったし、ご飯は箸使って食えるようになった。なんだかんだいいつつ、頼りにされてるんだなって思って、俺は調子に乗った。「俺が下僕でよかったなぁ、げへへ」つって。沈黙。あ、やべ、またムチで叩かれてちっちゃくされるかなって思って、謝ろうとした。そしたら、なんか照れた風にご主人様が言うの。「そ、そうね。たまには役に立つじゃない。ご、ご褒美をあげるわ」って。うっわ、めずらし! てかはじめて。どんなものくれるんだろうって期待するよね。「ほら、あたしの着た後の下着」ん、洗えと? どうもそういうことではなく、下着が褒美らしい。馬鹿にされてるのかって思ったし、お金の世界と人の世界の常識の差にビビったし、ちょっと引いたよね。んでも、ここで引き下がるわけには! ってなぞのプライドが湧いてきた。だから受け取って、「んはぁ~~! お金様のいい匂い! スーハースーハー。クンカクンカ最高!」ってやった。そしたら、「へ、変態!! あ、あげるんじゃなかった! 返しなさい!」って逆に引かれたよね。んで、バチーン☆ あー、やっちまった。またちっちゃくされるんだろうな。って、びくびくしながら見上げたら、なんか複雑な表情。「ま、まぁ今回はこれくらいで許してあげるわ」恥ずかしさと、感謝を伝えたい気持ちと、手をあげてしまった後悔の気持ち。それらが混ざり合って、ナポリタン味のプロテインみたいなフレーバーを醸し出してた。いつもきついご主人様の、意外な表情を見て「かわいいな」って思った。うん、まぁ、そう。すでに惚れてたのかもね。「この人を守りたい」って思ってた。

それから一年くらい経って、俺は優秀な下僕になった。お金の世界で買い物もできるようになったし、暮らしにも慣れた。ご主人様にムチで叩かれても、「はぁん! もっと叩いてくださいぃぃぃ!」って喜べるようになった。このままお金の世界の住人として、平穏に暮らすんだなって思ってたんだ。そんなある日、ご主人様が召喚されちまった。ATMって儀式で呼び出されたらしい。俺は突然、仕える人を失った。いや、それ以上かもしれない。生きる目的をなくしたんだ。1週間途方に暮れた。その後、ご主人様の部屋で、ご主人様のベッドで、匂いをかいだ。懐かしい香りがして、ご主人様の姿が思い浮かんだ。でも本人、いや、本金はもういない。その現実を直視して、涙があふれてきた。そんな俺の姿を見て友人、いや、友金がなぐさめてくれた。お金の世界での暮らしも長かったから知人、いや、知金も多かったんだ。もういいって? それを言うならご主人様もご主金様だろうって? こまけぇこたぁいいんだよ。でまぁ、その友金たちが協力してくれて、人の世界に行く装置を作ってくれた。俺はさっそく、ご主人様を探すために装置に乗り込んだ。んで、出発したわけだけど、人の世界に行く途中でなんとご主人様とすれ違ったんだよね。お互いに気付いて、「あっ」て顔した。あーあ……結局、自分の世界に戻ってきた、お金はお金、人は人。ちょっとの間呆然としたけど、思い出したんだ。「そうだ、ATMだ!」って。「ATMってどうやるんですか!?」ってその辺の人に聞いた。それで俺は初めて、お金を召喚する儀式をやったんだ。運よくご主人様を召喚することができて。まぁ今度は俺がご主人様なんだけどな。で、運命の再開にテンション上がってた俺は、その勢いで告白した。「お金ぇぇぇ!! 好きだぁぁ! 結婚してくれぇぇぇ!!」って。そしたらなんていわれたと思う? 「あ、あ、あんたに私はつりあわ、あわ、あわないわよ!」バチーン☆ って。

何が伝えたかったんだっけ。あぁそうだ。ツンデレやめよう。自分の気持ちは素直に伝えよう。お金が欲しけりゃ欲しがろう。

はぁ~~~、今日も時間を無駄にしてしまった。妄想ブログ書いてたらつかれたわ~。しかももうこんな時間とか。ブログ書いてたせいで最悪な1日の終わりだわ~。やっぱりブログってクソだな。